お知らせ

地域を歩き、地域の声を聞く――東京国際大学インターンシップ2日目

本日、東京国際大学の学生を迎えたインターンシップは2日目を迎えました。

初日は、蔵王山水苑内の別荘「ホワイトハウス」で開催された「蔵王福祉の森構想委員会」に参加し、地域づくりの実践者と同じテーブルを囲みました。

2日目となる今日は、遠刈田温泉街で進めている「GAIA Resort Terminal ai」への家具搬入から始まり、温泉街の視察、みやぎ蔵王別荘協議会・蔵王移住相談室合同会議への出席、農業委員会の会計監査への立ち会いへと続きました。

施設整備、観光、歴史文化、別荘地、移住、地域コミュニティ、農業など、蔵王の地域づくりを構成するさまざまな現場に触れる一日となりました。

家具の搬入が進む「GAIA Resort Terminal ai」

午前中は、遠刈田温泉街で整備を進めている「GAIA Resort Terminal ai」を訪れ、家具の搬入を行いました。

Terminal aiは、遠刈田温泉街に残る既存建物を活用し、宿泊、地域交流、観光案内、学び、新しい事業などをつなぐ拠点として整備を進めている施設です。

この地域には、かつて大河原、村田、遠刈田を結んだ仙南温泉軌道が走っていました。遠刈田温泉は、その終着地として多くの人を迎えてきた歴史を持っています。

Terminal aiという名称には、かつての終着駅を、地域の未来へ向かう新しい出発点へ育てていくという思いが込められています。

建物には、地域に残る歴史や既存建築の趣を生かしながら、新しい宿泊・交流機能を加えています。家具が運び込まれたことで、空間の完成イメージも一段と具体的になってきました。

学生の皆さんには、完成した施設を見る機会とともに、一つの場所が生まれていく途中の姿にも触れてもらいました。

地域づくりは、一つひとつの家具を運び、建物を整え、人を迎える準備を重ねる日常の実践から形になっていきます。

遠刈田温泉街を歩き、地域の物語に触れる

家具搬入後は、遠刈田温泉街を歩いて視察しました。

刈田嶺神社をはじめ、温泉街の建物、商店、道路、景観などを実際に見ながら、この地域が受け継いできた歴史や文化、人々の暮らしに触れました。

遠刈田温泉には、温泉、神社、商店、飲食店、旅館、住宅などが近い距離に集まり、徒歩で地域の物語を感じられる魅力があります。

ガイアグループが進めるOspitalità Diffusa(オスピタリタ・ディフーザ)においても、地域を歩くことは大切な要素です。

宿泊施設を起点に温泉街を歩き、地域の店を訪ね、食や文化を体験し、地域の人と出会う。その一連の滞在が、地域全体の価値と経済循環を育てます。

学生の皆さんも、写真を撮り、建物や地域資源を確認しながら、それぞれの視点で遠刈田温泉街を観察していました。

みやぎ蔵王別荘協議会・蔵王移住相談室合同会議へ

午後からは、みやぎ蔵王別荘協議会と蔵王移住相談室の合同会議に出席しました。

会議では、別荘地を取り巻く現状、移住相談、二地域居住、地域コミュニティ、防災、空き家・空き別荘の活用などについて、参加者それぞれの経験と立場から活発な意見が交わされました。

蔵王の別荘地は、観光や余暇を楽しむ場所として発展し、現在は移住、二地域居住、ワーケーション、宿泊、地域交流、防災、福祉など、多様な役割を担う地域へと成長しています。

蔵王移住相談室では、移住を希望する方の相談に応じ、住まい、仕事、地域との関わり方など、一人ひとりの暮らしに合わせた支援を行っています。

別荘地に蓄積された住宅や生活基盤を生かし、新しい住民や地域と継続的に関わる人を迎えることは、持続可能な地域づくりにつながります。

学生の皆さんにとっても、移住促進や別荘地の再生が、住宅の紹介から地域コミュニティ、防災、観光、地域経済へ広がる取り組みであることを知る機会になったと思います。

農業委員会の会計監査に立ち会う

合同会議終了後は、ガイアグループ代表の相澤国弘に同席し、農業委員会の会計監査に立ち会いました。

農業は、蔵王の自然、景観、食、観光、雇用、福祉、地域文化を支える大切な基盤です。

ガイアグループでは、地域の農業者や福祉団体と連携し、耕作放棄地の活用、農福連携、地産地消、農業体験、農泊、地域の飲食拠点への食材供給などを進めています。

地域の活動を継続していくためには、理念や事業構想とともに、会計や運営を適切に管理し、信頼される仕組みを整えることも重要です。

会計監査への立ち会いを通して、学生の皆さんには、地域づくりを支える実務の一端にも触れてもらいました。

地域全体が、実践的な学びの場になる

今日の行程は、家具搬入という施設整備の現場から始まり、温泉街の歴史文化、別荘地と移住の会議、農業に関わる会計監査へとつながりました。

それぞれの場所や活動は、蔵王という地域の中で相互に関係しています。

既存建物を再生することで、新しい宿泊と交流が生まれます。宿泊者が温泉街を歩くことで、地域の商店や飲食店へ人の流れが広がります。別荘や空き家の活用は、移住や二地域居住につながります。地域に暮らす人が増えることで、農業、商業、福祉、防災、コミュニティを支える新しい担い手が生まれます。

ガイアグループは、こうした地域のつながりを一つの循環として育てています。

不動産、宿泊、建設、飲食、農業、医療・福祉など、多様な事業を一つの理念で結び、地域課題をビジネスの力で解決し、持続可能な地域社会の形成へ導くことが、ソーシャルディベロッパーとしての私たちの役割です。

大学の教室で得る知識と、地域の現場で得る気づきが結びつくことで、学びはさらに深まります。

学生の皆さんが地域を歩き、地域の人の話を聞き、会議に参加し、実務に触れる経験が、これからの探究や将来の挑戦につながることを願っています。

ガイアグループも若い世代の視点から学びながら、蔵王という地域全体を、学び、交流し、挑戦できる実践の場として育ててまいります。

関連リンク

株式会社ガイア
https://www.nszao.co.jp/

GAIA Resort
https://gaia-resort.net/

蔵王移住相談室
https://zao-iju.jp/